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2005.08.01

IT戦略本部、新戦略論点案は「国民の視点」重視

 こんにちは、丸山満彦です。8月1日の会議で民間の有識者議員が論点案を報告するそうだが、その内容はIT(情報技術)を使う側の「国民・利用者の視点」を重視するとのこと・・・

 
■日経新聞 2005.07.31
IT戦略本部、新戦略論点案は「国民の視点」重視

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 インフラ整備の進展を受け、新戦略ではITを国民生活や少子高齢化などの社会問題にどう活用していくかを検討する方針だ。
 医療での課題としては、IT化の促進で患者への情報開示を促進するとともに、経費の削減などを指摘する。電子カルテの導入や遠隔医療などの「医療連携」の導入を取り上げる。教育では、子どもがITを使いこなす力を養成することや、教育用コンテンツ(情報の内容)の標準化を問題提起する。
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とのこと・・・

 インフラ整備が終わって、やっと本題の利用者のことを考えるということですかね・・・

 しかし、メンバーが同じであれば、発想も同じで、結果も同じだったりして・・・


このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。

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Comments

民間有識者委員は、昨年度までと比較して、ほぼ全員入れ替わったメンバ編成になっています。したがって、昨年度までとは、また違う視点からの突っ込みが色々でてくるのではないかと思っております。
IT戦略本部での議論と実施の構造は、(1)戦略は政と民で書き上げる、(2)その戦略に合致した施策を官が考える、(3)戦略への整合性を本部会議で確認していく、という構造が、これまでの e-Japan戦略、および、 e-Japan II 戦略で貫かれてきました。今回の新戦略策定プロセスの中で、(1)がどれだけシャープなアイディアと具体性をもった方向性を出せるかが鍵と思っています。また、このプロセス(1)に対して、官が大きく介入するとしたら、それは余り宜しい構造ではないでしょうな。ということで、一体どうなることやら、真剣に見つめておかないとね。

Posted by: 補佐官 | 2005.08.01 at 02:51

補佐官殿、コメントありがとうございます。そうでしたね。委員はほぼ全員入れ替わりましたね。
日本のネットワークインフラはおそらく世界でもかなりの水準だと思います。特に都会では・・・。
次はサービス、コンテンツですね。
利用者の視点を考える場合に、都心の人と田舎の人、若い人と年配者、ビジネスで利用する人と趣味で利用する人、会社で利用する人と家で利用する人など、さまざまな視点で異なる期待があるのだろうと思いますが、どこの視点からどのような優先順位で取り組んでいくのがもっとも国民全体を考えた場合によいのか・・・難しい問題ですね。
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今回の新戦略策定プロセスの中で、(1)がどれだけシャープなアイディアと具体性をもった方向性を出せるかが鍵と思っています。
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そのとおりですね。
政治家と有識者の方がどのような方針を打ち出すのか期待しましょう。

まぁ、新たな変化が起これば、新たなリスクも発生するわけで、変化が続く限り、セキュリティの話はいつまでもありそうですね・・・残念ながら・・・

ふぅ・・・

Posted by: 丸山満彦 | 2005.08.01 at 09:10

丸山様&補佐官殿

国民の視点で考えることは是非とも必要なことだと思います。

ただし,この場合の「国民」がIT関連企業やセキュリティ企業の関係者だけだとすれば,少しも国民の視点になっていないということに留意してほしいです。これらの企業の関係者は,あまりに専門的になりすぎていてちっとも「国民」的ではないというのが私の感想です。
また,それくらい高度に専門化してもらわないと対処できないくらい事態は深刻ですよね。^^

ところで,自動車でドライブしながらSAのトイレを利用したりすると,ずいぶん便利になったものだと感心することが幾つかあります。例えば,石鹸や水が自動的に出ます。

しかし,これはよくないことだと思っています。

「いざ!」という場合には,電気が全く使用できない状態を前提にセキュリティ対策をしておくべきでしょう。

電気が使えないので,リモートで対処することができません。コンピュータやネットワークによる制御が全くできない事態を一応考えておいたほうが良いと思います。

トイレでは,石鹸はおろか水も出ない状態になります。これは,かなり深刻な事態を発生させることになりますよね。

そこで,今後の政策論としては,すべての「自動装置」について,手動で動かせるようなメカニズムを併用するように全ての種類の企業と輸入業者や建築業者等を義務付ける法律を制定すべきでしょう。

Posted by: 夏井高人 | 2005.08.01 at 17:46

夏井先生、コメントありがとうございます。
「いざ!」という場合を想定した対策は重要ですね。
 トイレね・・・。そういえば、新しいビルやマンションなんかも自動水洗トイレが増えていますね。よく考えると、水洗トイレを自動にする必要はありませんね・・・。
 ところで、災害の時には電気が必要ですが、フィットネスクラブにある運動器具をつかって発電できるようにしておくことも必要かもしれません(笑)。

 冗談はさておき、ITに依存しすぎない社会というのもありえる選択肢かもしれませんね。

 事業継続計画を策定する場合には、Single point of failureというのが重要なとなりますね。つまり、冗長性のない部分がないように、シングルポイントを洗い出し、その部分に障害が起こった場合にどのようにするのか?ということです。
 ITに依存しきった社会になるとIT自体がシングルポイントとなってしまいますね。
 SAのトイレの問題と同じですね。

Posted by: 丸山満彦 | 2005.08.02 at 08:04

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