内閣官房 セキュリティ文化専門委員会 第1回会合
こんにちは、丸山満彦です。内閣官房から、「セキュリティ文化専門委員会」の第1回会合の資料が公開されています。
■内閣官房
・セキュリティ文化専門委員会 第1回会合
各委員ポジション・ペーパー が公開されています。これはいい。
苗村先生の発言の中にある
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"culture"を「文化」と訳すことは必ずしも適切でない。英仏語の"culture"は、「耕作、養殖、育成」を意味し、人間が努力し苦労して作り出す行為をいう。これに対して最近の日本のマスメディアがいう「文化」は、人の努力なしに、そこはかとなく醸成される雰囲気をさし、政府や組織が介入せずに多様なままにしておくことが良いことだと理解されている。しかし、OECDは"a culture of security"を開発すること、すなわち、統一された理念に基づく「セキュリティづくり」の促進を勧告したものだと考える。
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は、なるほどです。思想背景の違いによる英語から日本語への意味の変換ミスというのはありますね。
岡村先生は、具体的な事象を例に問題の所在を明確にしていますね。現場感覚的に一番整理されていると思います。これはいいです。
こういう問題には、前にも書いたのですが・・・
山岸俊男先生の
「信頼の構造―こころと社会の進化ゲーム」とか
「安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 」が
ヒントになると思います。
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
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