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2005.07.10

可児市市議選 選挙無効確定!

 こんにちは、丸山満彦です。可児市市議選の選挙無効が確定したようですね。50日以内に選挙をやり直す必要があるそうです。この間に決まった事はどうなるのでしょうか?

 朝日新聞によると、
=====
県選管は
(1)国民が公務員を選ぶ権利を保障した憲法に違反する
(2)電子投票は試行的・暫定的な制度。自書式と同様の厳密さを求めるのは誤りだ
(3)こうした経験をへて、より熟成した制度になっていくべきもので、萎縮(いしゅく)効果を生じさせるべきではない
――などとして上告した。
「高裁判決はほとんど不可能な注意義務を選管に課しており、実質的に電子投票を行えないことになる」
などとも主張していた。
=====
本気でそう考えているわけではないのでしょうが・・・。

電子投票の場合は、第三者機関による認定を受けた製品をつかい、運用については外部監査などを導入しなければ選挙の正当性を保証できないのかも知れませんね。コストがかかるって・・・

技術的に安くできることが、必ずしも社会的コストを安くすることにはならない」ということなのでしょう。

そういう事例は良く考えるとたくさんあるような気もします。


【参考】
 
■日経新聞 2005.07.08
岐阜県の可児市議選、電子投票トラブルで選挙無効が確定

■朝日新聞 2005.07.08
電子投票の市議選「無効」が確定 岐阜県選管の上告棄却

■読売新聞 2005.07.08
電子投票トラブルの可児市議選、無効決定…再選挙へ

■産経新聞 2005.07.08
電子投票の無効確定 岐阜県可児市議選 最高裁、上告棄却

■東京新聞 2005.07.08
電子投票の無効確定 最高裁、選管の上告棄却 50日以内にやり直し


■このブログ
・2005.03.11 名古屋高裁 可児市電子投票 無効

■総務省 2005.05.25
「電子投票導入の手引き」の公表
・・電子投票導入の手引き(PDF)




このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。

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