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2005.06.22

私が私であることの証明

 こんにちは、丸山満彦です。インターネット上で自分を語られてあちこちで発言された場合、それが自分ではなく、他人であるということを証明することは自力では難しいですね。複数の人が成りすました場合は特に難しいでしょうね。

 
 インターネット上の場合は、ISPがIPアドレス等を開示しなければ難しいでしょうね。次にそれが実社会であった場合はどうなるんでしょうね。自分の住民票などを取られて自分に成りすました人が実社会で生活していることがありえないのかなぁ・・・。例えば、私に成りすまして借金などをしたり・・・。その場合、私が私であることを証明するためにはどのようにしたらよいのでしょうか・・・。


このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。

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Comments

>私が私であることを証明するためにはどのようにしたらよいのでしょうか・・・。

2004年9月に「インターネットで発信者の信用をどう確保するか?」という記事を書きました。

http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2004/09/post_2.html
http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2004/09/post_25.html

なりますし、とか誤解など発信者の真実性を疑わせる事例は事欠かないわけで、結論としては継続的に発言し続けることで存在を示すしかないと思います。

http://youzo.cocolog-nifty.com/data/2005/04/post_2593.html

この事件は、ネット上だけの行為で誹謗中傷したように見えますが、真実はまるでわかりませんが、実際に押しかけて商取引が出来ない(作品が下手すぎるとか)事実を作ってから、ネット上で誹謗したということのようです。

そこに持ってきて二人羽織やダブルハンドルをやっているという、何が何だか分からない話しになりますが、警察だって「分からない」というのが最初でしょう。
「今野郁男」で検索すると、無闇に掲示板に指名手配されてます。
どんないきさつがあれ、こんなことやられたら信用に響かないわけがない。

実際問題として、インターネット上の掲示板の存在する位置(?)によるつまり参加者のコミュニティ自体が持っている信用性に大きく依存してはいるわけですが・・・・・・。
役所が保証しても真実はアテにならないのは(^_^;)

Posted by: 酔うぞ | 2005.06.22 at 11:23

酔うぞさん、コメントありがとうございます。

①社会的に通用するレベルで私が私であることの確認ができる制度が必要で、
②かつそれが信頼できる制度となっていることが重要なのだと思うのですが、

②がゆらいでいるのでは・・・というのが問題意識なんですよね・・・

住民票を持っている来た人を本人であると認めている制度があったとして、その制度が信頼おけますか・・・とか・・・
で、その根本的な部分で実は信頼がおけないのに、その後でその制度にのっかった形で信頼の連鎖をしていくとどうなんだろうとか・・・

うーん

Posted by: 丸山満彦 | 2005.06.22 at 14:25

昔(つまり最近はそこまで話しがいかないんだな~)悪徳商法相談で「ハンコがどこまで信用できるのか?」という質問が定期的にありました。

世の中の手続きをめんどくさくしておくのは、学歴主義を良しとする発想と同じで、いざ事に当たる時に「この段階まで来るのは、多くのフィルターを通り抜けてきたのだからある程度以上に信用しよう」ということでしょう。

これだと、社会的なコストが高すぎるということで、ITなのですから「事前に何かをすれば、後は自動的に信用が担保される」ことが無くなった、と考える者です。

単純に言ってしまうと「学歴」に代表される「所属コミュニティによる信用担保」が無い社会、ですね。
その中には「日本国民だから」も含まれていて、以前に比べると信用は低下しているわけです。

昨日、WBSで中国製の管球アンプを取り上げていましたが、中国製を問題にするのは消費者よりも販売店だそうです。

こんなことを考えると、以前のように確認出来る仕組みまでは当然であっても、仕組みを無条件に信用出来るというのは無理ではないでしょうか?
分かりやすく言うと「丸山さんだから信用出来る」の方が簡単ということですね(^_^)

Posted by: 酔うぞ | 2005.06.22 at 15:33

丸山 様

夏井です。

私の『電子署名法』でも既に書きましたが,自分が自分であることの証明は非常に難しいですね。そして,大抵の場合,究極状態では自己証明しか存在しないという困った問題があります。

また,住民登録だけではなく戸籍についても闇売買が横行しており,現時点で日本国には既に何万人もの偽物が居住してしまっているという人もあります。その手法はホームレースその他の社会から離脱してしまっている人々から戸籍を買い取るというやり方で行われるようです。
ですから,戸籍や住民票も,もともとが偽物である場合には何の証明にもならないという重大問題があるわけです。

だからといって,DNA配列を登録させても駄目でしょう。そういうことをやると,きっとデータの買収が横行することになるだろうと想像します。それを防ぐ方法はありません。つまり,生体認証機能付きのパスポートなどを発行しても,クレジット会社のデータセンターから情報が漏れたのと同じようなメカニズムで根本が腐っている場合にはどうにもならないわけです。

こうなると何も信用できないことになるわけですが,私としては,個人的にときどきお会いして本人でなければ知らないはずのことを知っているかどうかを直接確認することによって「そこにいるその人」の同一性を確認するようにしています。

結局は,非電子的な直接の交渉を抜きにしてしまうと何もできなくなってしまうという惨い結論になるんですよね。

Posted by: 夏井高人 | 2005.06.22 at 19:32

>だからといって,DNA配列を登録させても駄目でしょう。
>そういうことをやると,きっとデータの買収が横行することになるだろうと想像します。

21日にNHK-BSでやっていた「ガタカ」が文字通り上記の問題から始まるサスペンスでした。

http://www.magazine.co.jp/features/movies/1998/gattaca/home.html

同じく映画「ターミナル」では身分証明が出来ないために空港に住むことになってしまった話しです。
この話のSF寓話があって(作者は失念)A国と隣国のB国が対立していて、互いに自国民にIDカードを発行した。
ある男がIDカードを紛失してしまったために、対立する隣国の住民だと強制送還されるが、そちらでも住民ではないと、再送還されてしまう。
繰り返している内に、A国民でもなくB国民でもないということは、人以外のモノであると定義される。
なんて寓話がありました。

やはり決定的な本人証明というのが無理なんじゃないでしょうか?
さらに社会的に言えば本人証明が出来ることと、信用出来ることは別ですから、本人証明なのか社会における本人の信用なのかを分けて考えることになるのですかね?

Posted by: 酔うぞ | 2005.06.22 at 22:50

夏井先生、酔うぞさん、コメントありがとうございます。

 酔うぞさんの紹介してくれた映画のストーリー、面白いですね。。。

 結局・・・夏井先生のおっしゃる通り
====
個人的にときどきお会いして本人でなければ知らないはずのことを知っているかどうかを直接確認することによって「そこにいるその人」の同一性を確認するようにしています。
====
 ということだと思うんですよね。

 で、酔うぞさんが指摘している
====
本人証明が出来ることと、信用出来ることは別
====
 ということも重要な話ですね・・・

Posted by: 丸山満彦 | 2005.06.23 at 09:47

丸山 様

夏井です。

というわけで(←意味不明^^;),また一緒に飲みましょうね♪

やっぱり,「怪しい」あるいは「危ない」と他人から指を指されるような秘密結社的飲み仲間の一員であり,ある種のアブナイ秘密を共有していることが非常に重要なことだと思います。(笑)

「アブナイ秘密」は,他人にとってはとても美味しい話題の種になりますね。その欲望に打ち勝って秘密を守り続けるかどうかでその人の真価を計ることもできます。

「アブナイ秘密」に属する話題は,「悪事千里を走る」というか何というか,あっという間に世間の評判となって私自身のところまで聴こえてきます。かくして,「アブナイ秘密」を用いる方法は,「肉を切らせて骨を断つ」的な部分も多少はありますが,基本的にはリトマス試験紙としての機能を果たしてくれるわけです。

そうやって,少しずつ「口の軽い人」を控除していくと,世の中には本当に信頼に足る人というのはほとんどいないという寂しい結論に行き着くわけですが,まあいいでしょう。

もともと人間は自分のことしか考えない動物なわけだし,高潔な人物がそんなにたくさん存在するとも思えないので,別に驚くべきことではありません。

要するに,これからも「信頼に足る人」を探し続けば良いというだけのことですので。^^

Posted by: 夏井高人 | 2005.06.23 at 11:58

ほんっとどーでもいい話ですが、酔うぞさんが紹介されています映画のタイトル「ガタカ(GATTACA)」は、DNA塩基配列のGATCから来ています。
DVD持ってます(笑)

Posted by: waka | 2005.06.23 at 13:27

夏井先生、コメントありがとうございます。暑い日も増えてきたので、また飲みに行きましょうって近い日に一緒に飲んでいそうな気がする・・・。

Wakaさん、コメントありがとうございます。塩基は3つずつ並んでいないと落ち着かないほうなので、GATTACAはなんとなく違和感がありますね。(元農学部です・・・)

Posted by: 丸山満彦 | 2005.06.24 at 01:30

丸山 様

夏井です。

blogでもいろんなことが起きますが、お互いあくまでも個人的なものとしてblogをやっているわけで、私の発言(コメント)もそうです。^^;

しかし、世の中にはそのように受け止めてくださらない方もおられるようなので、そう簡単ではありませんね。

というわけで(←意味不明^^;)、ぱぁ~~~っと麦酒かワインかシャンパンでも飲んで騒いで楽しんで、この暑さを吹き飛ばしましょう!

Posted by: 夏井高人 | 2005.06.24 at 16:53

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