談合企業に学ぶ?情報漏えい対策
こんにちは、丸山満彦です。企業にとって絶対守るべき極秘情報は、自らの犯罪情報なのでしょうか?情報漏えい防止と言う点では良く考えられていますね。
■朝日新聞 2005.05.22
・橋梁談合、情報漏洩防止に細かな対策
確信犯ですね。しかも、組織的な犯罪でしょう。経営者が知らないはずはないし、知らなかったのであれば管理責任が問われますね。
さて、このような談合企業がどのようにして情報漏えいを防止していたか?
・タクシーや喫茶店の中では談合の話はするな
・談合の資料は一切残さず、破棄しろ
・入札直前の電話での調整は、周囲に疑われないよう世間話を交ぜる
・入札後、落札会社が他の会社に「ありがとうございました」と言うのは禁止
・ファクス送信を禁じる
・禁止行為をまとめた「べからず集」を作って営業担当者に教育することを指示
・登録を抹消するとした規則を設けていた
また、この談合組織、PDCAがちゃんと回っています。
摘発例研究・・・
・公取委にばれた理由はなぜか
・資料の管理はどうしていたか
などと聞き取りをしていた。
最終的には、気の緩み?から・・・。「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」でしょうか? 体制を維持するのは難しいようで・・・
このような企業は厳しく取り締まられるべきでしょうね・・・。公共工事であれば、国民・住民の税金ですからね・・・しかも、国の台所事情は悪いし・・・
会社の行動指針などを公表している企業もありそうです。
まさかとは思いますが、社会的責任報告書とか発行していないでしょうね・・・。もし、発行していたら、今年度のトップページはこの件に決まりですね・・・
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
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