プライバシーサーフデイ?
こんにちは、丸山満彦です。昨日から3日間、白浜コンピュータ犯罪シンポジウムに出席します。本年度は「顔の見えないネット社会~匿名性を考える~」。初日は、情報法で有名な岡村先生、哲学者で国際大学Glocomの東先生、NTT情報流通プラットフォーム研究所の藤村さんが講演しました。岡村先生の話は、いつも情報満載で同じようなテーマであっても楽しめます。
岡村先生は講演の中で、個人情報保護法が全面施行された4月以降、あいかわらず個人情報保護法が遵守されていない状況が多いのではと指摘していました。同感、同感。また、個人情報保護法を守ろうとする勢い余って、個人情報保護法で要求されていることをはるかに超える顧客志向の約束をしているケースも多いと指摘していました。具体的には、「(保有個人データではなく、)個人情報を開示します。」というようなことですね。(総務省が所管する事業者の場合は、仕方が無いのですが・・・)。
で、表題の話、ホームページ等に記載されている内容が法律やガイドラインに違反していないかを、所管省庁がインターネットサーフデイのようにして、チェックしていくような制度。そもそも公開していない場合は、ほかの手段で公開されていることを確認したり・・・。
啓発活動としてはよいかもしれませんね。
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
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