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2005.04.23

個人情報保護法 頭の体操18

 こんにちは、丸山満彦です。 個人情報保護法の適用伴い、従業者の監督(第21条)の一環として、従業者から宣誓書などを取るケースが多いようですね。今回はその文言についてです。

 
【Q】 会社から個人情報保護法の適用に伴い、個人情報の適正な取扱を行う旨等の宣誓を求められ、宣誓書に署名しろと言われています。しかし、次の点について承認することがためらわれます。


社内規程に違反して秘密情報を使用、他に開示もしくは漏洩した場合、被った一切の損害を賠償する義務があることを認め、その全額を賠償します。」

 会社が1000円の商品券を漏えいした人に配って、「漏えいした131万人×(1000円+800円(手数料)で、あわせて23億5千万円の損害となりますと言われても払えないし、そんなに危険な仕事をさせられるのであれば、危険手当が欲しいくらいですが、それもありません。

 そもそもこういう誓約書を従業員から取る事が可能なのでしょうか


このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。

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Comments

丸山 様

こんばんは。

似たような例は,現実に多数の企業に存在しているようですね。

これくらいのことをしておかないと心配でならないということなんでしょうか?

だったら,最初から個人情報を収集しなければ良いのではないかとも思うのですが,それはさておき,この問題も個人情報保護法だけの問題ではありませんね。

最低限,労働基準法についてきちんと勉強しておかないといけないし,民法の一般理論である「例文解釈」の法理の適用範囲などについても検討しておく必要がありそうです。

Posted by: 夏井高人 | 2005.04.23 at 22:01

夏井先生、コメントありがとうございます。個人情報保護法関連本に宣誓書の例文がのっていてそれを使って宣誓書を作っている企業があるようです。

Posted by: 丸山満彦 | 2005.04.25 at 08:09

丸山 様

こんにちは。

Webや本などからコピーしただけでオリジナルみたいな顔をして平気で使っている事業者は少なくないかもしれないですね。

そうするのも自由ですが,あとで泣きを見るかもしれません。

要するに,書式集みたいなものをそのまま使うのは,自分のレベルがかなり低いということを外部に向かって宣言するようなもので,感心しません。

ちなみに,私は,大学のホームページでへたくそな翻訳を多数掲載しているんですが,多数の渉外弁護士事務所でそれをコピーし,クライアントに対して高額の報酬を得て提供していたという事実を発見し,その証拠を確保しました。

そのような弁護士事務所の名誉にもかかわることなので,どうしようかと思案ておりましたが,最近,損害賠償請求でもしてみようかと思い始めています。

きっとそのような事務所は信頼を失ってつぶれることになるだろうと予想しますが,詐欺的な仕事のしかたをする弁護士事務所はつぶしてしまったほうが良いと思い始めています。要するに,畑や庭の雑草取りのようなものです。

Posted by: 夏井高人 | 2005.04.25 at 09:38

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