「Linuxの振興を支援する」 自民党政調会長 衆議院議員 与謝野馨氏
こんにちは、丸山満彦です。日経ITProの記事(2005.03.08)で、自民党政調会長の与謝野馨衆議院議員がLinuxの振興について話をしています。
日経ITPro 2005.03.08
■「Linuxの振興を支援する」――自民党政調会長 衆議院議員 与謝野馨氏
確かに、Windowsだけで選択肢がなく、特定の企業の製品に社会が依存してしまうのは、社会的なリスクがあると思いますね。
競争力の観点でお話されているようですが、国家安全保障上の問題もあると思います。ひいては、国の主権の問題ともなりえますね。
昨年公表された経済産業省の情報セキュリティ総合戦略でも
3.4.「戦略2:『高信頼性』を強みとするための公的対応の強化」を実現するための具体的施策~戦略1の実現及び国家的視点からの全体を支える基盤の強化
3.4.1.国の主権に関わるリスクへの対応
②一極集中・依存リスクを回避したIT 基盤の形成
3 年以内に実現する項目-
3 年以内に着手し実行に移す項目
・一極集中・依存リスクを回避したIT 基盤の形成
2003 年8 月に発生したBlaster ワームの問題によって、社会全体が一つのOS に依存していることのリスクが明らかになった。こうした知見を踏まえ、地理的集中、機能的集中など、一極集中・依存リスクが生じる恐れのある基盤(OS、GPS 等)について、企業や国民が選択肢を持てるように、国として何らかの代替案を確保することを検討する。
と書かれていますね。
このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。
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