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2005.03.17

個人情報漏えいに罰則 今国会法案提出from自民党?

 こんにちは、丸山満彦です。Asahi.comによると、自民党が個人情報を漏えいした人を罰する法律をつくるようですね。刑法又は個人情報保護法を改正するということのようです。

 
■Asahi.com (2005.03.16)
・自民、個人情報漏洩への罰則検討 民間企業の社員が対象

 個人情報漏えい関係は今HOTなので、ついつい行き過ぎた議論にならないのかちょっと心配。個人情報は流通することが前提となっているので、誰でも取り扱う可能性がありますね。個人情報保護法といえば・・・の某先生も「麻薬や拳銃のような禁制品扱いにしてはダメだ」といっていましたがその通りですね。

昨日紹介した、■経団連 企業の情報セキュリティのあり方に関する提言でも、次のような記述がありますね。このあたりが背景としては参考になるような気がします。


組織的・技術的管理体制をどこまで強化しても、個人情報にアクセスする権限を付与された、不正な目的を持った従業者等による個人情報の漏洩を完全に防ぐことはできず、従業者等の倫理向上、情報管理の徹底等による予防措置に頼るしかない。
そこで、そのような不正行為に対する抑止力として、個人情報流出の状況等を踏まえ、不正な目的を持って情報を漏洩した個人を直接処罰できるような法制度について、業種横断的に検討を開始することが重要である。ただし、構成要件や保護すべき対象等を規定するにあたっては、円滑な商取引を阻害したり、国民の権利を不当に制限したりすることがないよう、慎重に検討する必要があることは言うまでもない。

会社としてとるべき組織的対策等を十分に講じず現場でミスが起こりやすい状況であるにもかかわらず、それを放置し、その結果、現場のミスにより個人情報が漏えいしてしまった場合に、現場担当者にその責任を負わせる可能性が残るような法律にはしてほしくないなぁ・・・。個人情報を取り扱うのに特殊な能力を要求しているわけでもないしね・・・。


このブログの中の意見は私見であり、所属・関係する組織の意見ではないことをご了承ください。

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Comments

丸山 様

夏井です。

こんにちは。

人間は血管のある動物(もとい,欠陥のある動物)なので,過失による事故の発生を完全に阻止することは不可能ですね。

かと言って,故意による非違行為を放置して良いということにはならない。

そこで,故意による事故の場合には,刑事罰を含め,厳正な態度をとりつつ
過失による事故の場合には民事責任(損害賠償)でもって償ってもらうというように,同じ事故に対するペナルティでも,その要因の差に応じて性質の異なる法制度を設計・構築・運用していく必要があると思います。

さて,今日は,これから会議なので出かけます。

Posted by: 夏井高人 | 2005.03.17 12:08

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