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2005.01.26

ソフトウエア等の脆弱性関連情報に関する届出状況

 こんにちは、丸山満彦です。経済産業省が、2004年第4四半期(10月~12月)の脆弱性情報の届け状況について発表しています。
 制度は順調に活用されているようですね。

 
 脆弱性情報の公表は、ソフトとウェブの2つからなります。

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ソフトウエア製品の脆弱性関連情報
届出:13件
 (届出受付開始からの累計は32件)
脆弱性公表:8件
 (このうち1件は、複数製品開発者に影響あるもの)
 (届出開始からの累計は11件)

ウェブアプリケーションの脆弱性関連情報
・届出:67件
 (届出受付開始からの累計は140件)
修正完了:27件
 (このうち17件は、IPAが修正確認作業を実施)
 (届出開始からの累計は37件)
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ソフトウェアの公表された脆弱性については、
・踏み台にされるDVD
・メールソフトのS/MIME署名検証における脆弱性(3件)

がありますね。
メールソフトのS/MIME署名検証の問題は、フィッシング対策として有効な方法の一つである署名付きメールの信頼性に影響を及ぼしますね。

ちなみにこの制度を運営しているのは、IPAJPCERT/CCです。

詳細は下記サイトを参照して下さい。

(参考)
経済産業省の発表
発表記事(PDF)

IPA発表
(PDF)



このブログの中の意見は私見であり、所属する組織の意見ではないことをご了承ください。

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