法令違反する会社
こんにちは、丸山満彦です。情報セキュリティとはあまり関係ない話ですみません。
法令違反、コンプライアンス違反した会社とかを立て直す仕事をしていたりするのですが、法令違反をしてしまった企業というのは、会社は違えども、同じパターンが見えてきますね。
個人情報保護法だけでなく、企業は幅広い法律を網羅的に遵守しないといけませんね。法令違反をして、法的、社会的な制裁を受ける企業が少なからずありますね。個人的な思いつきによる簡単なチェックリストを作ってみました・・・。
1:社内は外部との交流が少なく、従業員は全て上をみて行動している。
2:社内はそれぞれが蛸壺化していて、横連携が弱い。
3:職務権限や分掌があいまいで、社内ルールも文書化されていない。
4:社長や事業部長の鶴の一声で今までの話がすぐにひっくりかえる。
5:社長や事業部長が部長などを超えて直接現場に指示を出す。
6:社長や事業部長は、売上に対して強い執着がある。
たくさんYESがあれば、問題ですね。皆さんの会社ではどうでしょうか?
このブログの中の意見は私見であり、所属する組織の意見ではないことをご了承ください。
Comments
なんかわが社のことを言われているようで思わずコメントしてしまいました。
ニュースを賑わす不祥事企業は、1番目が思い浮かびますね。お山の大将的で、側近は茶坊主のようで。社内の文書や会議の出来で必ず「社長の儀指導により」とか「チャンスを頂き感謝します」など良く効きます。北の国のイメージもあったりします。
3番目の鶴の一声なんてのは、同族企業が多い日本では当然のげんしょうでしょう。
セキュリティ対策も個人情報保護法も、手段が目的化して、対外イメージのみ気にしている傾向も見られます。
コンサルタントなんていいながら、1円でも多い受注を取るために過大な設備の提案なんてのも在るし、目標管理や成果主義の採用で、顧客への最適な提案なんて妄想にも思えますね。こんな事を言うと、すぐに睨まれるのが、現状ですか?
Posted by: MOPA | 2005.01.20 12:01
MOPAさん。コメントありがとうございます。こういう話は、別に新しい話ではなく、きっと4000年前の中国でも同じ話があったと思っています。ITは進化しても、人間ってそんなに変わらないですよね。ということで、1月1日のブログにも書きましたが、今年は中国古典を勉強しようと思っています。これからもよろしくお願いします。
Posted by: 丸山満彦 | 2005.01.20 19:29