アンチウイルス・スパイウェアソフトはOSの一部になるか?
こんにちは、丸山満彦です。1月6日に米国で、7日には日本語でその抄訳「マイクロソフト、スパイウェアおよびウイルスからお客様を保護するための新たなソリューションの提供を発表 」を行っています。マイクロソフト社は2003年にウイルス対策ソフト会社のGeCad社を、2004年12月にアンチスパイウェア企業のGIANT Company Software社を買収しましたね。(後者については12月18日のブログを参照。)
この話は、マイクロソフト社がすすめる「Trustworthy Computing(信頼できるコンピュータティング)計画」に組み込まれていくようですね(日本のMSセキュリティチームのブログ)。こうなってくると、「オペレーティングシステムって何?」という話になるのかもしれません。例えば、ハードディスクなどの媒体内のファイルを表示したり、ソフトを起動しやすくするためのエクスプローラーもインターネットエクスプローラーもオペレーティングシステムの一部なのか?と考えると微妙ですよね。アンチウイルスソフトも、アンチスパイウェアソフトもOSに溶け込んでいくのでしょうか。
このような観点で、今回の「マイクロソフト、スパイウェアおよびウイルスからお客様を保護するための新たなソリューションの提供を発表」(US版)のプレスを読んでみるのもよいのかもしれませんね。
このブログの中の意見は私見であり、所属する組織の意見ではないことをご了承ください。
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